RE:しゅんかん
うつくしさとは なんだろうかとおもう なんのへんてつもないふうけいが とつぜんあやしくひかる こころをうつ それはきまぐれで にどとおなじうつくしさを みせてはくれない
View Article新・無名山
新・無名山痛みで目が覚めた。無意識に左側に寝返りをうった瞬間、右足のすねを荷室に置いてある収納箱の角に打ち付けたのだ。「くそっ」ノブオは右足を抱え身をよじりながら痛みに耐えた。三ヶ月経っても軽自動車のワンボックスの車内で寝ていることを忘れてしまう。180センチ近い身長のノブオは、二列目シートを倒し平らにした荷室にマットを敷き、やや膝を曲げながら寝ていた。昨日昼過ぎから山に登り、下山する道を間違えて県...
View ArticleRe:見よ、この空を
せかいは、なぜ、うつくしいのだろう いや、なぜ、わたしは、せかいをうつくしいとかんじるのか こどものころ、ゆうやけがきれいだとおもい まつりのよみせのあかりにわくわくし うみのおおきさにあっとうされ まんてんの、ほしぼしに、おそれをなした おとなになってから、それらすべてが かなしいほど、うつくしいとおもう
View ArticleRe:いのち
そらのこえがきこえたとしたら きっと とおいとおいむかしのむかしの ほしのつぶやきがきこえてくるはずだ それはこわいかもしれないし なつかしいかもしれない ちきゅうにいのちがうまれたいわいのことばだ ちっぽけなちきゅうのあまたのいのちに なみだをながそう
View ArticleRe:問いかけてみよ
そらに といかける わたしは わたしは いつ しぬのかと そらは いう しぬときに しぬのだと わたしは そらに いう こたえに なっていないと そらは へんじを しなかった そらは いつも そうなのだ こたえを しっているのに とぼけるのだ
View ArticleRe:夢の中に
そらに といかける わたしのゆめは いつ さめるのかと そらは いう えいえんに さめないのだと わたしは そらに いう ではここにいる じぶんはずっと ゆめのなかに いるのかと そらは だまっていた そらは いつも そうなのだ こたえを しっているのに とぼけるのだ
View ArticleRe:うちゅうの かごの なか
みあげれば みえていなくても そらはある ちきゅうの ちゅうしんと そらの あいだに わたしたちは いる じめんに しばりつけながら もがいている わたしは そらに いう じゅうりょくから のがれられたら そらに いけると そらは いう わたしも おなじだと うちゅうという かごのなかに とじこめられているからだ
View ArticleRe:ひかり
ひかりは そらを かけめぐり ちじょうの かげに かくれこむ その ひかりの ひとつが わたしの むねに つきささる せんれいを うけるように なみだを ながす
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